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2008/09/16 09:05
2008年 9月 15日 アメリカ株式市場概況
Dow 10,917.51 -504.48 -4.42%
Nasdaq 2,179.91 -81.36 -3.60%
S&P 500 1,192.70 -59.00 -4.71%
リーマンが破綻、BOAはメリルリンチを買収
15日のアメリカ株式市場は、リーマン・ブラザーズ (LEH)の破綻を受けて急落した。
経営危機に陥っていたリーマンは、バンク・オブ・アメリカ (BAC)やイギリスのバークレイズと買収交渉を進めていたが、実現には至らなかった。
政府が公的資金の投入を拒んだことが、交渉決裂の要因となったようだ。
リーマンは15日に連邦破産法第11条の適用を申請し、158年の歴史に幕を閉じることになった。
BOA(バンク・オブ・アメリカ)は代わりにメリルリンチ (MER)の買収を発表。
今年はベアー・スターンズ、リーマン・ブラザーズ、メリルリンチといった大手証券3社が姿を消し、ファニーメイ (FNM)、フレディマック (FRE)のGSE2社が政府の管理下に置かれるという、大変な年になった。
リーマンの株価はこの日の取引で94.25%下落して21セントとなった。
BOAは21.31%下落して26.55ドル。
メリルリンチは0.06%とわずかに上昇して17.06ドルで終えた。
AIG、WaMuも経営危機に
リーマンの破綻という、衝撃の結末を迎えたウォール街だが、金融不安はまだまだ終わりそうにない。
かつては世界最大の保険会社だったアメリカン・インターナショナル・グループ (AIG)も深刻な経営危機に陥っている。
ニューヨーク・タイムズは、AIGが連邦準備制度理事会 (FRB)に400億ドルのつなぎ融資を申請したと報じた。
AIGの株価は60.79%急落して4.76ドルまで値を下げた。
貯蓄金融大手ワシントン・ミューチュアル (WM)も、不動産関連の損失が膨らみ、資金調達が困難になってきている。
WaMuの株価は26.74%急落して2.00ドルちょうどとなった。
ワコビア (WB)も24.95%急落して10.71ドル。
金融株の投売りは続く。
JPモルガン・チェース (JPM)は10.13%下落して37.00ドル。
シティグループ (C)も15.14%下落して15.24ドル。
16日に決算を発表するゴールドマン・サックス (GS)も12.13%下落して135.50ドルとなった。
ダウは11,000ドルを割り込む
ダウは7月以降、11,000ドルと12,000ドルの間でのレンジ相場が続いていたが、ついに11,000ドルを割り込んだ。
2ヶ月間方向性が定まらなかったが、レンジを下抜けたことから、さらなる下値を模索する可能性もある。
リーマンの問題は破綻という形で終結したが、金融危機はこれで収まりそうにはない。
世界最大の自動車販売台数を誇っていたゼネラルモーターズ (GM)でさえ、破綻の可能性があるのだ。
GMの株価はこの日も12.07%下落して11.44ドルとなった。
また、かつては時価総額世界1位だった巨大企業、ゼネラル・エレクトリック (GE)も、金融部門の業績悪化に頭を悩ませている。
GEの株価は8.04%下落して24.60ドルとなっている。
さらに、これまでダウを下支えしてきたエネルギー企業も、7月以降は株価が大幅に下落している。
原油価格が100ドルを割り込んだこともあり、エクソン・モービル (XOM)の株価は5.48%下落して73.25ドルとなった。
シェブロン (CVX)も4.93%下落して80.09ドル。
低迷するアメリカ経済をこれまで支えてきたのは輸出だが、景気減速の波は世界中に広がってきており、海外で大きな収益をあげてきた企業も、これからはより難しい状況に立ち向かう必要が出てくるだろう。
アメリカ経済の最大の問題点である、住宅市場の低迷が終わらない限りは、今後も金融危機は続くだろう。
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